【Topic】缶詰は小さな圧力鍋
缶詰がどうして常温で3年も
保存ができるかご存知でしょうか?
食品が劣化する要素は主に3つ
1. 微生物による分解
2. 酸素による酸化
3. 光による変色などの劣化
この中でも特に影響が強いの微生物
缶詰やレトルトパウチなどは
120℃で4分相当以上の加熱殺菌をしています。
微生物がいないので分解もされず、
分解による毒素も出ません。
また缶詰は蓋をするときに
真空状態(完全ではないですが)
にしているので、酸素もほとんどなく
酸化も抑えられます。
そして金属容器なので
光も通さない。
まさに食品が劣化する3大要素
全てに解決しているすぐれもの。
だから添加物や保存料などを
使用しなくても常温で3年も
保存することができます。
実は殺菌だけでなく
120℃で4分相当以上の熱を加えるので、
高温調理器具として考えることができます。
今人気のサバ缶は中骨までやわらかく
美味しく食べることができますよね。
これは圧力鍋で高温調理しているのと
同じことが缶詰の中で起きています。
高温調理で骨までやわらか
缶詰を小さい圧力釜だと考えると
美味しい缶詰の開発ができますよ。
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